死と向き合う

看護師をしていて、辛いと思ったことは数えきれないほど何回もあります。
そのうちの1つは新卒でICUに配属になったときのことです。私の勤めていたICUは患者様の脇に電子カルテがあり、患者様の脇で情報収集をしていました。
新卒だったこともあり、早めに病棟へと行き、情報収集をしていたところ、患者様が突然怒鳴り声をあげて、暴れ始めました。

事情を聞くと、看護師が変代わる代わるやってきては、私を見ていなくなる。そんな看護師に看てもらいたくないとのことでした。
患者様への配慮が足りないと感じ、辛くもあり、考えさせられた場面でした。
そして、もう1つあります。

交通事故で運ばれてきた当時3歳の女の子の受け持ちになりました。
不妊治療を経てやっとできた子供のようでしたが、事故により脳死状態となってしまいました。
当時お父さんは単身赴任中、お母さん1人が病院に泊まり込み、一緒に看ている状況でした。脳死のまま経過し、リハビリテーションや家の改築なども進み、入院から2年の歳月が流れた時、やっと在宅用の呼吸器をつけ、自宅退院となりました。

自宅退院後、2週間後またその患児は入院してきました。今回は膀胱内留置カテーテルによって引き起こされた尿路感染症による、セプシスを発症していました。

血圧の低下も止まらず、そのまま永眠されました。
その時にお母さんが放心状態となり、死後処置など一緒に行えなかったとこが辛くいまでも思い出すことがあります。

ICUという特殊な環境下で働いていたため、急死などに立ち会う場面が多くありました。
急性期と呼ばれる中で看護を行っていくなかで、人の死に慣れてはいけないというのが、上司からの教えでした。
毎日のように患者様が亡くなって行く中で、その人の人生の最期を飾りたいと思い働いていました。
それでも、死後の処置や最期に立ち会う場面では辛く悲しい思いをしていました。
日々の仕事の中では、新人教育などでもなかなか新人が育つことができない。退職していく方々も多いという場面が辛かったです。

人手不足などにより、夜勤回数が増えてしまうと、生活リズムが確立できない、プライベートの時間をとることが難しいということが辛かったです。
看護師という職業は辛いことが多いしごとかも知れませんが、患者様からのありがとうであったり、回復して退院していく姿を見届けることができるなどいい部分もたくさんあるやりがいのある仕事だと思っております。

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